良品計画のビジョンの変遷について書きました。創業者の堤清二氏から現在の社長金井政明氏にまで渡る歴史です。まさに「共創的ビジョン」といえる、外部の専門家や消費者との共創により創られ新たに拓かれていくものでした。
本書は、他にもエーザイ、サントリー、IBM、コマツ、イオンなどがどのような長期ビジョンで経営されているのかを解説されています。長期ビジョンの意義が理解できるはずです。ぜひご覧ください。
西川英彦(2015)「良品計画:共創的ビジョンで切り拓く未来」石井淳蔵・栗木契・横田浩一編『明日は、ビジョンで拓かれる:長期経営計画とマーケティング』碩学舎, pp.77-119
目次
第1章 事業の未来をビジョンで拓く(栗木契)
第2章 エーザイ:顧客と喜怒哀楽を共にする(石井淳蔵)
第3章 良品計画:共創的ビジョンで切り拓く未来(西川英彦)
第4章 サントリー:ビジョンの継承で市場を拓く(栗木契)
第5章 IBM:経営危機からの再生が生んだ長期経営ビジョン(福井誠)
第6章 コマツ:代を重ねるごとに強くなる会社をめざして(横田浩一)
第7章 オムロン:長期ビジョンによる価値創造とは(横田浩一)
第8章 イオングループ : ビジョンが生んだメガ・リテーラー(清水信年)
補章 長期経営ビジョンを考えるにあたっての環境について(横田浩一)