会議名:
日本マーケティング学会 マーケティングカンフェレンス2015 ポスターセッション
早稲田大学(東京都新宿区)
報告日:
2015年11月29日(日)
報告要旨 :
近年,販売活動やマーケティング活動において視覚的に伝える重要性が高まっているが,文章や写真,動画では商品の魅力が消費者に対して伝わらないことがある。そのような状況において表現手法を凝らし漫画を用いて商品の魅力を伝えようとする企業が増えている。 漫画を用いた手法は教育分野でいくつかの先行研究が存在し,1) マンガの持つ漫画の持つ楽しさが深い理解への契機として利用される。 2) 解説や説明を文章によって記述せず,場 面の描写から状況を追体験させる点においてナラティブアプ ローチと合致するなどが指摘されている。一方でマーケティ ング分野において,漫画を用いることによる消費者の変化を検証する研究は少ない。 本研究では,漫画を用いた商品説明で消費者の理解度と購 買欲求の関係を調べるため,複数の説明手法の利用実態と付き合わせて検討し,ナラティブアプローチを用いた漫画を用いた商品説明が消費者への情報を正確に伝え,購買活動に与える影響について,理論的に検証を行う。
>カンフェレンス・プロシーディングス Vol.4