会議名:
日本マーケティング学会 マーケティングカンフェレンス2015 ポスターセッション
早稲田大学(東京都新宿区)
報告日:
2015年11月29日(日)
報告要旨 :
本研究の目的は,ユーザー参加型製品開発の1つの手法で ある,クラウドソーシング法を積極的に行う中国のモバイル会 社シャオミのオンラインコミュニティの分析を通じて,ユーザー が自発的に自分のアイディアを数多く投稿する要因を明らかにすることである。 今日,インターネットの発展もあり,クラウドソーシング法は多くの企業で実践され,同時にユーザーのアイディア投稿は増 えている。こうした中,先行研究においては,ユーザーの投稿 動機については明らかにされてきたが,数多く投稿するというユーザーの行動に焦点をあてた議論は行われてこなかった。 そこで,本研究では,シャオミのオンラインコミュニティに おける投稿件数上位のユーザーを対象に,半構造化インタビューを行い,その投稿要因を明らかにする。 本研究の理論的貢献としては,先行研究では議論されてこなかった,ユーザーが自発的に多くのアイディアを投稿する要 因を明らかにすることである。実務的貢献としては,クラウド ソーシング法を実践する企業に対して,オンラインコミュニティ 活性化に向けた示唆となるだろう。
>カンフェレンス・プロシーディングス Vol.4