member 2018.1.10

【新聞掲載】「リバーシブルパーカー、法政大:普段使い・応援用、両面追求(キャンパス発この一品)」『日本経済新聞』

【図・写真】アパレルブランドと連携して、普段使いできるデザインに仕上げた<br />

【図・写真】アパレルブランドと連携して、普段使いできるデザインに仕上げた

 法政大はアパレルブランドのアーバンリサーチと表裏両面を使えるリバーシブルパーカーを開発した。1月末まで衣料通販サイトのゾゾタウンで販売する。裏地がスクールカラーの青とオレンジになっており、裏返せば文化祭や運動部の応援で愛校心を表現できる。デザインと法政らしさを両方追求した。
 (1)表がグレー、裏が青(2)表が青、裏がオレンジ――2種類を用意した。価格はいずれも5400円。
 商品開発に関わったのは経営学部の西川英彦教授のゼミでマーケティングを学ぶ学生たち。大学公式のパーカーを作る大学は多いが「既製品は体育会系やOBOGが着ているイメージ。学生が普段使いできるものにしたかった」(4年生でゼミ長の荒木美咲さん)。
 当初は派手な印象を与えるオレンジを使わない予定だったが、開発時のヒアリングで「客席がオレンジで埋まっていると勇気づけられる」との運動部選手の言葉に出合い、方針転換。普段も応援時も使えるようリバーシブルにする構想が浮上した。
 アーバンリサーチがデザインを仕上げた。胸には法政大と同ブランドの頭文字を重ねた「HUR」の文字をあしらう。
 ゼミ生は写真を投稿できるインスタグラムなどの交流サイトを使い販促にも取り組んだ。サンプルをゼミ外の学生に着てもらい、キャンパス内のカラフルな壁の前や階段など写真映えする場所で撮影した。
 パーカーの開発はブランドと大学に衣服やバッグを共同開発させるゾゾタウンの企画の一環。販促も奏功し、法政大のパーカーは昨年11月に販売数1位になったという。

「リバーシブルパーカー、法政大:普段使い・応援用、両面追求(キャンパス発この一品)」『日本経済新聞』朝刊、2018年1月10日付け、p.27.

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