member 2016.10.16

【ポスター発表】荒木美咲・山口眞弘・増田有沙・神尾陽香・町田大河(学部)「脇役パーツ効果:ファスナーが製品評価に与える影響」『マーケティングカンファレンス2016 ポスターセッション』

左より、山口眞弘、荒木美咲、増田有沙、神尾陽香、町田大河

左より、山口眞弘、荒木美咲、増田有沙、神尾陽香、町田大河

会議名:
日本マーケティング学会 マーケティングカンフェレンス2016 ポスターセッション
早稲田大学(東京都新宿区)

報告日:
2016年10月16日(日)

報告要旨 :
 映画やドラマの評価は,主役だけではなく脇役の演技への評価が大きく影響するだろう。なかには,主役を食う脇役もいる。はたして,こうした脇役の評価は,製品ではどうだろうか。これが,本研究の問題意識である。
 そのため,本報告では製品の主役とはいえない脇役パーツに注目し,それらが消費者の製品全体の評価に与える影響,すなわち「脇役パーツ効果」を明らかにすることを目的とする。
 関連する先行研究をみると,顧客企業は消費者が素材やパーツを評価すると認知したときに,当該生産財メーカーへのブランド・ロイヤルティを形成するという(崔2014)。だが,この研究は顧客企業への調査であり,最終消費者の評価が不明なことや,本研究が焦点を当てる主役・脇役の分離がないことなど,研究課題が残る。
 そこで,本研究では,代表的な脇役パーツといえるファスナーをとりあげ,消費者を対象にファスナーと製品全体の評価の関係について半構造化インタビューにより仮説を構築し,定量調査による検証を通して,脇役パーツ効果を実証する。

キーワード :
生産財、製品評価、パーツ、ファスナー、脇役

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