会議名:
日本マーケティング学会 マーケティングカンフェレンス2016 ポスターセッション
早稲田大学(東京都新宿区)
報告日:
2016年10月16日(日)
報告要旨 :
報告要旨 :
近年,若年層を中心にファッションとしてのスポーツウェアの着用が浸透しつつある。このような快適さと美しさを兼ね備えた服装は,アスレチックとレジャーを組み合わせ「アスレジャー」と呼ばれる。
このようにスポーツウェアが,プロから一般大衆の衣生活にまで浸透し日常着化が進んでいるが,一体なぜ,こうした消費行動が起きているのだろうか。これが,本報告の問題意識である。
こうした先行研究として,体育学を専攻とする学生を対象としたスポーツウェアに対する関与を言及する研究はあるが(田村・田中1985),広く一般大衆に向けたファッションとしての観点からは,調査されていない。
そこで,本報告では,一般大学生男女を対象に,半構造化インタビューにより仮説を構築し,アンケート調査を行い検証していくことで,その要因について明らかにしていく。
本報告は,理論的貢献はもとより,新しい市場創造のベースとなるライフスタイルの要因を捉えるものであり,スポーツウェアや衣料市場だけでなく,多くの企業に市場創造のヒントをもたらすものとなるだろう。
キーワード :
スポーツウェア、日常着化、アスレジャー、市場創造