会議名:
日本マーケティング学会 マーケティングカンフェレンス2016 ポスターセッション
早稲田大学(東京都新宿区)
報告日:
2016年10月16日(日)
報告要旨 :
本報告の目的は、フィットネスユーザーが購買意思決定をする際に、いかなる要因を重視しているのかを明らかにすることである。
近年、フィットネス市場は、フィットネスジムの利用者数が350万人を超え、10年間で約15倍と飛躍的に成長している。より詳細にみると、20代のユーザーは減少傾向にあり、反対に50〜60代のユーザーは増加傾向にある。健康を意識する中高年ユーザー層が増えているといえるのだろう。実際、それに呼応するように、様々な健康商品が市場に流通している。はたして、こうした健康志向の高いフィットネスユーザーの購買決定要因は、いかなるものであろうか。これが、本研究の問題意識である。
そこで、本研究ではフィットネスジムに通う中高年女性を対象に、半構造化インタビューを実施し、その購買決定要因の仮説を構築し、アンケート調査により実証していく。
本報告の理論的貢献としては、フィットネスユーザーが商品を購買する際の意思決定要因を解明できる点であろう。実践的貢献としては、フィットネスユーザーに対して、いかなる要因に注目した商品を提案することが効果的か、を解明できる点となる。
キーワード :
フィットネス、購買決定要因、健康志向、中高年女性