member 2015.11.29

【受賞】丁子詩織・畔田夏風・田代采・長嶋すみれ(学部)「どうすれば、若者に新聞紙閲読を促せるのか」(日本マーケティング学会ポスターセッション2015 ベストポスター賞)

左より、丁子詩織さん、田代采さん、長嶋すみれさん、畔田夏風さん

左より、丁子詩織さん、田代采さん、長嶋すみれさん、畔田夏風さん

受賞名:
日本マーケティング学会ポスターセッション2015 ベストポスター賞

受賞報告:

丁子詩織・畔田夏風・田代采・長嶋すみれ (2015)「どうすれば、若者に新聞紙閲読を促せるのか」『日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス』 vol.4、pp.26-27.

報告要旨:
 本稿の目的は,「新聞紙離れ」が進む20 代若者が,どのような要因によって情報媒体を選択しているのかを分析し,新聞紙閲読を促す要因を明らかにすることである。利便性や速報性に優れたネットメディアへの登場により, 人々にとって情報媒体を選択する種類が増えている。この現状下で,かつて一家に一紙であった情報源である新聞紙は発 行部数が減少している。とりわけ,「新聞紙離れ」の現象は若年層において顕著である。こうした中,先行研究では,若者の新聞紙離れの原因について言及されてはいるが,定量的には 明らかにされていない。 そこで,本研究では,20 代7名への半構造化インタビュー を通して,媒体選択要因を抽出した上で,20 代100 名にアン ケート調査を行い,定量的に明らかにすることとする。 その結果,20 代若者の新聞紙閲読を促す要因として,親の 慣習的文化の継承が発見された。また,記事内容が理解しや すく,調べやすいかという「便利因子」と,ニュースが正しいかという「正確」因子が,カギであることが明らかになった。こうした発見は,理論的にはもちろん,新聞社に対して実践的貢献となるものであろう。

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