media 2019.7.22

「「実践知」で挑む。CASE11 経営学部 市場経営学科 西川英彦」『法政大学 大学案内2020』

例えば、企業が消費者の知恵をイノベーションに生かしきれていない問題。

企業による革新的な製品・サービスの開発は、経済を支える力の一つだ。実はこのようなイノベーションは、消費者が自らの費用と時間をかけて生み出すものも多々あるが、それを実際に活用できている企業はわずか5%しかない。こうした社会に埋もれた開発資源を、どうすれば掘り起こせるだろう。

「ユーザー・イノベーション」で、企業経営を未来へつなぐ。

西川教授の研究テーマは「ユーザー・イノベーション」。消費者自身による、革新的な新製品・新サービスづくりのことだ。先進的な企業は、これをうまく活用して成果を上げている。教授はこれまで、ユーザー・イノベーションがもたらす市場での成果や要因、活用手法について、企業とも連携しながら実験などを通して研究を進めてきた。ゼミではそうして得たデータや理論を応用し、学生主体の製品開発プロジェクトを進めている。さまざまな企業と連携し、中にはクラウドファンディングで資金を集めて製品化されたものもある。教授はこう語る。「理論と実践をともに学べるのが法政大学の素晴らしさです。自分で考え、動き、試行錯誤して、自分の未来を切り開いてください」。

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「「実践知」で挑む。CASE11 経営学部 市場経営学科 西川英彦」『法政大学 大学案内2020』2019年7月、p.105.

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